4組に1組はマッチングアプリ婚!?今どきの婚活事情とは
最近、結婚式場のスタッフさんと話していた時、こんな話を聞いた。

今は、4組に1組がマッチングアプリで出会っているんですよ。
しかも、結婚式の司会でも「お二人の出会いはマッチングアプリです」と堂々と紹介するのが当たり前になっているそう。
かつて「出会いはマッチングアプリ」と言うのは少し恥ずかしい雰囲気がありました。
しかし現在では、マッチングアプリや結婚相談所での出会いがごく当たり前になりつつあります。
ここでは、最新の婚活事情と、結婚を選ぶ意味について客観的に見ていきます。
マッチングアプリ婚が当たり前の時代に
最近のデータや結婚式場の現場では、こんな変化がみられます。
- 結婚式で「お二人の出会いはマッチングアプリです。」と紹介されるケースが一般的になっている。
- 現在、4組に1組がマッチングアプリで出会って結婚している(ブライダル関係者談)
- 出会いの手段として、職場や友人紹介を抜いて第1位に!
| マッチングアプリ | 25% |
| 職場や仕事関係 | 21% |
| 学校 | 10% |
| 友人などからの紹介 | 9% |
| パーティなど | 5% |
マッチングアプリは「こっそり使うもの」から「真剣な出会いを探すためのツール」へと大きく変化しました。
特にコロナ禍以降、オンラインでの出会いは一般化し、もはや珍しい時代ではありません。
若い世代の結婚相談所利用が増加
「結婚相談所は、婚期を逃した人が利用するもの」
そんなイメージはもう過去のものです。
近年、20代・30代の登録者が増加しています。
- 登録から1年以内に成婚する人が80%
- 男女ともに20~30代が中心層に
- 「恋愛よりも効率的に結婚相手を見つけたい」というニーズが拡大中
若年層が結婚相談所を選ぶ理由は次のようなものです。
- 結婚願望のある人だけが登録している安心感
- 無駄な駆け引きや遊び目的の心配が少ない
- 結婚市場では「若い=選択肢が多い」ことを理解している
つまり、結婚相談所=最後の砦 ではなく、最初から本気の人が集まる婚活の場 へと変化してきているのです。
「独身でも楽しい」は本当。でも未来を考えると?
もちろん、独身生活を楽しんでいる人はたくさんいます。
- 自分のためにお金を使える
- 趣味や仕事に時間を使える
- 人間関係のしがらみが少ない
これらは独身だからこその魅力です。
しかし、将来の自分を想像してみることも大切です。
- 周囲は既婚者が増え、「家族」中心の話題が多くなる
- 友人関係が疎遠になりやすい
- 病気やトラブル時に頼れる人が限られる
「今が楽しいからそれでいい」と思っていても、10年後、20年後に感じる孤独は、今の自分には見えにくいものです。
なぜお金をかけてでも婚活するのか?
婚活アプリの有料プランや結婚相談所の入会金・月会費など、婚活には決して安くない費用がかかります。
それでも利用する人が増えている理由には、次のような心理があるようです。
1.出会いの質を求めているから
無料の出会いよりも、真剣に結婚を考えている人に出会える可能性が高い。
特に結婚相談所では、独身証明書・年収証明書を提出するため、安心感が違います。
2.時間をムダにしたくないから
「恋愛したい」ではなく「結婚したい」人が集まっているため、目的のズレがない。
効率よく、自分に合う人を見つけたいという意識が強いです。
3.自分に投資するという感覚
婚活費用を”浪費”ではなく、”自己投資”と捉えている。
資格取得や美容にお金をかけるのと同じように、人生をより良くするための投資です。
婚活経験者のリアルな声
1.仕事も忙しくて出会いがない。でも結婚はあきらめたくなかった。
看護師になってからひたすら仕事を頑張ってきて、気がつけば30歳を超えていました。周りの友達ももう子どもがいる人がほとんど。遊びの誘いも減って、淋しくて、マッチングアプリを始めてみました。
始めてすぐに、たくさんの男性からアプローチされました。そして3カ月後には真剣にお付き合いを開始。と同時に2人一緒にマッチングアプリを退会しました。もうすぐその彼と入籍します!今すごく幸せです!

2.無料アプリでは遊び目的の人が多くて疲れた。
無料のマッチングアプリを利用していましたが、遊び目的の人に引っ掛かってしまい(アプリの種類を間違えたのかもしれませんが)時間だけ浪費してしまいました。
結婚相談所は最初の登録料は高かったけど、担当のカウンセラーがついてくれて、本気で結婚を考えている男性しかいない安心感がありました。
結果、半年で成婚しました。

3.自分の市場価値を知るきっかけになった
登録してから、プロフィールを見直したり、どういう人に”いいね”されるかを分析するうちに、自分がどんなタイプに合うのか分かってきた。婚活って、ただ相手を探すだけじゃなくて、自分を見つめ直す機会にもなると感じた。

婚活は前向きな投資
今の婚活は、自分の人生を真剣に考える人のための行動です。
- 自分の将来像を具体的に描いている
- 仕事や趣味と同じように「結婚」を人生計画の一部として考えている
- 出会いを「待つ」より「作る」ことを選んでいる
- 恋愛よりも「家庭を築くこと」を重視している
- 自分の価値を理解し、行動に移せる
少し前までは、「婚活してる」というのが恥ずかしい時代でした。
でも今は、行動しないことの方がリスク。
婚活は”焦り”ではなく、”人生をより良くするための一歩”です。
まとめ
マッチングアプリも結婚相談所も、自分らしい幸せを見つけるための手段です。
- マッチングアプリ婚は、いまや4組に1組の時代
- 結婚相談所は若者にも人気。1年以内の成婚率80%
- 将来を考えると「結婚」という選択肢は大きな意味を持つ
- 結婚はゴールではなく”人生を豊かにするプロセス”
どんな形であっても、自分の幸せを自分で選べる時代。
婚活は「本気で幸せを掴みに行く人たちの行動」であるといえるでしょう。
結婚するかしないかは自由です。
でも、結婚したいと思う人が行動している今、お金をかけてでも”本気の出会い”を探すのは、賢くて前向きな選択なのです。

